北京 科学スポーツ フェスティバル
中国レース 参加レポート10月21日より中国政府主催の、科学スポーツフェスティバルが北京で
開催されました。これは中国政府が開催するイベントで、その中の一環と
してRCレースも開催されました。これには世界各地よりトップドライバーと
メカニックが招待されRCレースとしては中国では過去最大規模となりました。
現在の中国では2008年のオリンピックを初め、EXPOや大きなイベントを
開催して世界にアピールをしています。今回のイベントも大変大掛かりな
もので、総予算は国家予算にて15億円以上と言われています。
また今後当面は5年間をめどに、新しいコースの建設やイベントも毎年
開催して、将来には世界選手権の誘致も行っていくとの事です。
今回は世界のトップドライバーとメカニックが招待されましたが、私も
メカニックとして登録参加する事が出来、またHB(ホットボディーズ)の
チームマネージャー、及びレース開催アドバイザーとして参加しました。
多くのメディアがレポート等報道をされていますが、私の方でも独断と偏見で
レポートをしました。
********************************************
事前情報
9月始め、HPI CHINA より北京にて政府主催でRCレースが開催される
との情報を頂きました。
その時はたいして気にもしていなかったのですが、後日だんだんと話が大きく
なり。相当な規模で開催されると言うことを聞きました。
これは是非今後の為にも行かなくては...と思い、色々とコンタクトをお願い
して参加出来る事となりました。
RCレースはフェスティバルの一環として行われる様ですが、情報が少なく詳細
はあまり伝わって来ませんでした。
政府主催で多くの費用が見込まれ、世界よりトップドライバーが招待されます。
航空運賃は勿論、ホテル、食事まで含まれます。またメカニック一人も同様の
待遇を受ける事が出来ます。一応資格としては各国のトップ3と言うことです。
私はイギリスのワールドチャンピオン、アンディ・モアのメカニックとして登録しま
した。 そしてそれが認められ、直ぐに航空券(eチケット)情報を送って
来ました。たぶんエアーチャイナだと思っていたら、なんとJALでした。少し
びっくりしました。随分と気を使っている、と感じました。
ただ案内が非常に少なく、明日から現地へ行きますが、その後の予定は
何も知りません。 空港へお迎えに行きます。とだけ...。
たぶん日本から行く人を一まとめにしているのだろう。ヨーロッパからは多くの
選手が行くようです。ワールドチャンピオンのマーク・ライナードも参加する
ようです。
それに加えて、IFMARの会長のダラス氏も招待されている為に、これは明らか
に、世界選手権開催の意図があると思います。 となれば、かなり気合を
入れたイベントとなると思います。
選手権では無い為にレースそのものより、イベントのやり方、またサポート等に
大変興味があります。 現在の中国では、F1をはじめとして、多くのレース
イベントも開催されています。RCでも世界に見せるパフォーマンスをすると思い
ます。
コースが設置されるスペース。 もう完成している筈だが...
コースレイアウト。 かなり複雑なレイアウト。
10月17日(月) 自宅出発
20:00 自宅を出発 成田空港近くのビューホテルへ向う。中国へのフライト
は、18日の10:50 JAL863 朝に出発しても間に合う時間だが、自宅
から成田までは約200km、決して便利とは言えない。新幹線にて東京へ
出て、それから成田という選択もあるが、費用も高く又時間も掛かる。
やはり荷物等の事も考えると車が一番便利が良い。しかし成田までは東京を
通過しなければならず渋滞等が心配だ。午前中の便に乗ろうとするとちょうど
東京が通勤ラッシュ時となりかなり遅れる事も考えられる。以前にも事故渋滞
で2時間位遅れて危うく飛行機に乗り遅れそうになった事もある。
その為に最近は前夜は空港近くで宿泊する事としている。以前は毎回ネット
で空港周辺の安いホテルを探した。少し離れるが、成田菊水ホテル等は、
日によっては、¥4,000位で宿泊出来た。そして車は空港近くのパーキング
預けて空港までの送迎を受ける。安いところでは一日¥500位で預かって
くれる。
2年程前、いつもの様にネットにてホテルを探していたら、一日¥3,500
しかも15日間までは駐車料金は無料というホテルを見つけた。成田ビュー
ホテルだ。 これだと今までの駐車場の料金以下でホテルに宿泊する事が出来
る、そしてホテルから空港までは、頻繁に送迎バスが走っている。時間も10分
程度。最初は半信半疑で利用してみたが大変便利で安い、しかもホテルは
少し古いが一流ホテルだ。
それ以来私は、このホテルを利用する事としている。また人にも勧めている。
今日も11時前に到着。これから明日の出発、8時半までゆっくりと時間がある
為にレポートを開始。
普段はニュース以外殆どTVは見ないが、今日はTVを見ている。中国語教室
をやっていた。
さて明日からは、また新たな体験。中国へは頻繁に行っているがこの様な状態
でいくのは初めて。今回はメカニックをする事もあるかと...愛用の工具や
レース用具を持参する。前回の春秋航空では無いので重量には余裕があると
思うが、あまり多くは出来ない。気候も少し寒いとの事で服等も入れると20kg
は楽では無い。かなりの荷物を省略した。
以前の様にゴールドメンバーだと、40kgは持ちこめたが、今ではすぐにエクセス
を取られてしまう。
10月18日(火) 北京へ出発
朝9時シャトルバスにて空港へ、いつもの様にチェックインをする。今回はJAL
の為に、荷物のウエイトはたぶん問題無い。最近は自動チェックインの為に、
要領が良く分からない。マシンにパスポートをスキャナで読ませるが予約は無い
との事、やはり...嫌な予感。 カウンターへ行き事情を説明する。
eチケットの控えはありますか? 中国からの予約で何もないです。
たぶん中国の航空会社だとこれで終わり...しかしさすが天下の日本航空、
暫くいろいろと調べてくれて、大丈夫です予約されていました。そしてこれが
チケットのコピーです、とチケットの控えまでくれた。 これで安心して帰れます。
そしていつもの様にレストランにて、きつねそばを食べる。 これが習慣だ。
特に中国へ行くと何故か日本そばが食べたくなる。日本食なども多くあるが
そばは美味しくない。
そしてゲートへ行くと、KYOSHOより、下選手、足立選手、笹井マネージャー
もうひとりサポーター、そしてヨコモより海野メカニック、計6名が日本よりの参加
となる。皆かつての同僚? 懐かしい。
期待と不安を持って北京へ出発。ほぼ定刻にて北京首都空港へ到着。
相変わらず長いイミグレーションの列、北京空港(中国の空港すべて)は
やたら大きい。必要以上に大きいのでは? ゲートから出口まで相当の距離
がある。もう少し利便性を考えて作れば良いのに...といつも思う。
見てくればかり立派にするのが、中国かな? こんな大きな空港なのに、
イミグレーションの数が少ない。そして長い列が出来時間が掛かる。
ようやく入国手続きを終えて、荷物引取りにいくと、もうすでに荷物はすべて
ターンテーブルに回っている。荷物をとり出口に向うと多くの出迎えの人が
プラカードを持って出迎えている。あまりにも多く自分達の出迎えを探すのも
困難、よく見ないと分からない様な字で書いたプラカードを海野君が見つけた。
可愛いお姉さんの出迎え。
そして駐車場へ...ここでも皆の荷物が多いのでエレベーター使うが2つしか
無く、またすぐに割り込まれてなかなか乗れない。2度に別れようやく、駐車場
へ、出迎えが電話で運転手と連絡、しかし全部で8名と大きな荷物、乗れる
か? 荷物を詰め込むと、やはり人間が乗れない。このあたりはやはり中国。
KYOSHOのメンバーのみバンに乗り、海野くんとガイドと3人がタクシーで
ホテルに向う。しかしまたタクシーが長蛇の列、30分以上も並ぶ、そしてやっと
乗ったら今度は渋滞、どこまで行くのか?いつまで走っても到着しない一時間
以上走っただろうか? やっと到着したと思ったら、またここでも渋滞、もう少し
なのに全く動かない。仕方なく下車して歩くことに。
空港に到着して約3時間後にようやくホテルまで到着。 そしてチェックイン、
しかし、かなりグレードの低いホテルの様相。しかも私と海野君が同室、それは
まずいだろう? いくらかつての同僚といえども今はチームも違う。 そして主催
者に掛け合ったが、ホテルのすべて満室だという。ここで引き下がっては日本人
自分で払うから他のホテルを紹介しろと掛け合ったところ、ようやく別に一室を
確保、やれば出来るだろう。 そしてまた一つ問題が...ヨコモチームのマネー
ジャーの迎えの手配が出来ていない。
オガナイザー側での連絡が上手く取れていない、こちらもひと悶着があり、何とか
解決。一日目よりなにか雲行きが怪しい。 この先どうなるのか?
メンバーは最高のメンバーが集まっているが...最後までみんなおとなしく
出来るのか? また私自身も爆発しないか? 少し心配だ。
部屋は寒いが暖房は無い。 そしてまわりの中国人か? 大変うるさい。
明日は良い日でありますように!
コースは完成しているようだが、ピットはまだ無い。 レースが終わるまでに
出来れば良いが...(笑)
10月19日(水) 練習日
朝食が6時〜8時と言うことで、7時半にレストランへ、殆んど誰もいない。
食事は、西洋料理と中華料理に分けられているが、はっきり言ってどちらも
良いとは言え無い。近辺にはレストランらしきものも無い、ここで頑張るしか無い
今回は、主催者が十分なサポートをしてくれると思ったために、私の個人的な
サポーターは連れて来なかった。一人では何処へも行けない。これは大きな
失敗だった。悔やまれる...
日本のビジネスホテルにも少し劣る様な朝食を済ませ、コースを視察。
もうピットが出来ている筈だが...
我々の宿舎は、スタジアムの中?オリンピック選手達もここで泊まったのだろうか?
コースまでは歩いて2分位だが、大きな荷物を持って移動するには少し遠い。
道中にはこんな車も...普通の道、走れるのかな?ここまで長いのはアメリカ
でも無いのでは?
コースでは、まだ塗装や掃除をしている。
近くではバレーボールをしている、老人達。
私の好きそうな車。 乗ってみたいけど一人では不安。
ここはオリンピックで使用された、スタジアムか? 今は廃墟。
兵共の夢の後...
午後になりテントの組み立てが始まった。まだまだ時間が掛かりそう。
立派な操縦台。 何んでもかんでも大きい。
コースを見渡すと、大変綺麗で大きい。でも少し問題があるかな?
コースにはフェンスが無く、簡単に反対側へ入る事が出来る。問題が起こら
なければ良いが...
コーラがコースに撒かれた。
コンプレッサーも用意。
アンディ 達も到着。
早くテスト走行したくて、待ちわびている香港ドライバー達。
2時過ぎようやく骨組みが少し。 なにもする事がないのでホテルへ帰ります!
3時過ぎ再度コースへ、いつの間にか看板が変っている。 まだ終わっていない
のに、イベントの看板が下ろされた?
一部の選手のフリー走行が始まった。
下選手も軽くテスト走行。路面グリップはまだ悪いが、さすがに綺麗な走行。
私の最も好きなドライバーの一人だ。 性格的に正美と重なる所が多い。
まだピットが出来ず電源が無い為に、コンプレッサー用から電源を取る。
さすが香港ドライバー、しっかりとしている。
ピット作りも着々?と進んでいる。 明日は朝から使用出来るという事だが..
そして5時、月の様な夕陽が...空気が綺麗でない為に月の様に見える。
明日は9時からフリープラクティスの予定。 タイムスケジュール等はまだ何も
配布されていない。 これではダメだと、主催者に言うと、これから作ります!
との事。
10月20日(木) 練習2日目
今日も練習日、今日は9時より練習開始、そしてGP、EPを時間を分けて
走行させるとの事、8時30分コースに出かけるともうすでに香港や、中国の
選手達がピットで準備。外国勢は少し離れたホテルなので、バスで一緒に来る
との事。9時にはバスでヨーロッパ勢が来て準備を開始。今日はスケジュール
等が交付される予定...がしかし何の音沙汰も無い、皆準備をして練習の
開始を待つが何もアナウンスは無い。 しびれを切らしてオフィシャルに尋ねる
と、いつでも走行して良いよ! 皆が一斉に走行開始。 GPとEPの時間
分けは? アナウンスをしようと思ったけれどマイク等の放送設備がまだ用意が
出来ていないとの事。
結局、GP、EPの昆走と言う事となった。そして多くのドライバーが走行を開始
したが時間が経つにつれ、多くの車が同時に走行する為にクラッシュが多く
なり、選手達からクレームが出だした為に、同時走行は15台に限定する事
となり、コースへの入場を制限する方法が取られた。 明日は組み合わせ順
による、練習と言うことだが、果たして組み合わせが出来るのかどうか?
今日の練習を見ていると、EPではやはりマーク選手が頭一つ抜け出た感じ
で、あとは殆ど横一線。GPでは下選手が抜け出ている様に思えた。
私は、現段階ではドライバーのマシンを触るのは怖いので、車出しや意見を
言う事だけとした。
今朝早く少しの雨が降り、コースは霞がかかっている。
ピットテントも完成。 となりには豪華なVIPテントが設置。
ピットには早くも選手が...みんな真ん中の列を陣取った。何故?
電源が真ん中の列にしか配置されていない。 後で全てに配置された。
海外選手も来場。ピットも満員で賑やかに。
奥の方は、海外選手。 アンディのマシン(下)
練習走行が開始。どんどんとドライバーが増えて多い時は20名位が走行。
ホンダ ゴールドウイング?
テレビカーも登場。 早くも選手の取材等が始まった。
コンプレッサーコーナー。
またサインが変更された。変更は大変な作業だと思うが...
観客スタンドの設置。たった一人で組み立て、完成。
こちらは、開会式のステージ。さぞかし盛大なセレモニーになるだろう。
こちらは、メーカーの展示スペースの模様。
中には赤じゅうたんがひかれ、豪華な椅子。入り口も念入りに化粧。ここまで
やらないと...これが中国。
今日は状況が一転してホテルの移動。 合宿所から超豪華ホテルへ...
なぜ最初からここへ案内しないのか? また未だに合宿所で宿泊している
人達もいる。 私は少し苦情を言ったから? そうするとホテルを変えるという、
しかし香港のドライバーと同室だという。 一体何を考えているのか?
見ず知らずの人と同室等考えられないと怒ると、じゃシングルにします!..と
しかし、ツインベッドの部屋しか空いていないと言う、勿論それでも一人なら
問題無いといって、案内されたのはキングベット。どうなってるの?
でも今日は、ゆっくりと気持ちよく眠れそう。
10月21日(金) 練習3日目
今日は9時よりコントロールプラクティスの予定。 しかしホテルのシャトルの出発
は8:20 到着は9時になってしまう。
コースに到着。まだ何も起こっていない。 タイムスケジュールも組み合わせも
何も無い。選手達はどうしてよいのか分からない。嫌だけれどまたオフィシャルに
尋ねると、今事務所に組み合わせは出来ている。 そうなら早く掲示しないと。
9時半、ようやくやっとタイムスケジュールと組み合わせが発表された。しかし
練習スタートは9時、今はもう9時30分、細かく時間が記入されている為に
時間通りの選手の一部が走行を始める。オフィシャルは止めない。すでに時間
が過ぎている選手が当然ながら抗議をする。すると、オフィシャルが練習を停止
新たに、タイムスケジュールを書き直して、やっとスタートとなった。しかし相変
わらずアナウンスは何も無い。
特に海外勢はマネージャー頼り。予想していたものの、これはちょっと問題だ。
しかし練習が開始されると、その後は何とか順調に進む。昼に少しの休憩
を含めて午後より、コントロールプラクティスが2回行われた。そしてその中の
ベストの記録により、明日からの予選の組み合わせが決定された。
これらは、全くなにも説明が無くすべてマネジャーが問い合わせて分かる事で
あたかも世界選手権の様だ。
あすからは予選が始まる。予選は4ラウンドでその中の3ラウンドの順位ポイント
で決勝のメインが決まることとなった。
あしたは大丈夫だろうか? 明日は1ラウンド終了後に開会式がある。これが
今回のメインイベントになるのでは? これの進行によってはレースも遅れるかも
知れない。
8時20分ホテルをシャトルが出発する。 豪華なロビー。 ヨーロッパ勢はこの
ホテル、そして香港、中国、日本の選手、及びスタッフは、”合宿所”になって
しまっている様だ。私は成り行きでこちらに来てしまったが、この差別はちょっと
許せない。
今日も月の様な曇った太陽。
ピットも満員でテント外にもテーブルが増設。
スタッフのお嬢さん達が、ゼッケンを切る。
折角作った観客席をまた改良している。
やっと組み合わせが掲示されたが、もう時間が過ぎていた。
10時過ぎ、ようやく練習が開始された。 早くも多くの観客が注目。
こちらは、レースコントロール。 かなり本格的な放送設備もあるようだが、
放送しなければ、宝の持ち腐れ。
一方展示ブースでは商品の展示も始まった。即売もするようだ。
マックの出前もあります。
またまた不思議な行動。 折角取り付けた看板を外す。そして少し文字を
足してまた掲示。こんな事ばかり繰り返している。ちょっと内情を聞くと、こうして
出費を増やす事が必要な事だとか...
レースが終了すれば、コースの修理。 しかしこのレースが終了すれば、すぐに
このコースは撤去されるのだそうだ。 何と言う無駄使い。もっと他にもお金を
使わなければいけない所があるのでは?
ホテルと会場へのシャトルバス。
今回の主な参加者(海外)
今日のコントロールの結果。
明日は8時より、第1ラウンドの開始となる。 無事に終わってくれれば良いが。
10月22日(土) 予選日
今日は8時より予選第1ラウンドが開始。選手が用意出来ていない中、時間
通りにスタートした。私はアンディの代理でマーシャルに出たが、第1ヒートのGP
カーでは走行開始したのは、たったの一台のみ、レースが開始されて慌てて
あとの選手が走行する始末となった。
今日は、どうしても遅らせられない、オープニングセレモニーが第1ラウンド終了
後に行われる予定となっている。
第1ラウンドでは、路面も湿気により昨日に比較してラップタイムがあまり
上がらない様だ。タイヤも変るかもしれない。EPでは、やはりマーク選手が
一歩リードの状態でスタート、我がエース、アンディ選手は、昨日より一転
一気に走行が良くなり、マークにせまるがまだ少しの差がある。
第1ラウンド終了後には、セレモニーが開始された、武道の演技、美女の演技
に続き政府高官の挨拶...そしてピット、コース等を視察。操縦台にて
説明を受け、デモの模擬レースのスターターをして、セレモニーは終了。レースが
続行。
第2ラウンドではもやはりマーク選手は快走、それを追従する、ロバルト、
アンディ、ビクター、足立選手等が接戦となる。
第2ラウンド終了後には再度組み合わせが変更され、ほぼAメインメンバーが
集まった感じだ。 今回のレースは4ラウンド中上位3ラウンドのポイントにて
決勝組み合わせが決まる。
3ラウンド終了後には早くもマーク選手がTQを獲得、2位争いとなった。昨日
とは路面状況が変ったのか? 2番選手以後のラップタイムの違いが出てきた。
昨日伸び悩んでいたアンディ選手もようやくラップタイムを上げて来た、このあたり
はさすがだ。 そして最終的には4ラウンド中2ラウンドも大きなクラッシュが
ありながら、予選はロナルド選手に続き3位となった。明日の決勝が楽しみだ。
我がHBチームは、アンディ選手に続き、イギリスより参加のベン選手ステファン
選手、中国のウオン選手の4名を決勝に残す事が出来た。今回は私は何も
メンテやセッティング等はしていないで、車の出し入れ、マーシャル等のお手伝い
だけですが、久々のAメインの助手が出来るのは大変懐かしい感じがする。
やはり嫌だけれどこの興奮と緊張感は、たまらないものがある。
明日、一日は失敗をしない様にしっかりとヘルプをして、良いレースが出来て
気持ち良く帰って欲しいと願う。
今日のタイムスケジュール。今日はピッタリと予定通りに開始された。しかし
急に時間厳守となった為に殆どの選手が出遅れとなったが、お構い無しに
レースは続行。
今日の組あわせ。昨日のコントロール2ラウンドのベスト結果により、組み
合わせ。 アンディ選手は辛うじて10位。
レースコントロールもスタンバイ。
コースも一段と綺麗になった。
ピットでは、走行準備。
ステージにも花が添えられ、準備完了。 F1の文字が少し変?
ビッグバイクも展示され、観客も多く集まりだした。
前座のパフォーマンス、中国のお得意。
そして、高官の到着、セレモニーの開始。招待のEFRA会長も挨拶。
鳩が放たれ、操縦台にて説明を受ける。
そして模擬レースのスタート、観戦。
観客も多くなり、レースが続行。
展示場のほうにも多くの観客が...明日も多いだろう。
はやくもステージの撤去。たった一時間程の為に設置、そして直ぐに分解。
ちょっともったいない感じ。
ここでハプニング カメラのバッテリー切れ! 今日は撮影終了。
今日は、参加者、運営者共に色々な意味で慣れてきたので、案外スムーズに
進行、しかし第2ラウンドではいきなり車検が始まった。ただもうスタート直前。
これではとても間に合わない、レースは止められない、我々は いいや行こう!と
車検を無視してスタートポジションへ...それ以後車検は行われる事は無い。
明日は最終日、無事に終わってくれれば良いのだが...
10月23日(日) 決勝日
7時にホテルよりシャトルバスにて会場へ...
昨夜より小雨がふっている。こちらでは大きな雨にはならないとの事。コースは
やはり濡れている。 オイルが乗った上に水がのり大変滑りやすそうな路面。
日本なら間違いなく中止となるだろう。 しかし例によって何もアナウンスが無い
どうするのか? 私はオフィシャルに尋ねに行った。やるのですか? 何?
レースは中断しないのですか? だれも止めるとは言っていないよ。予定通り
進めるとの事。
もし日本人、アメリカ人がいれば中止を提言するだろう。しかし今回は外国人
は殆どがヨーロッパから、ヨーロッパでは雨でも中止しない事が多いそうだ。
多くの選手が準備をしている。
今日も時間通りに予定が進められる。まずは全員での集合写真、そして決勝
レースのスタートとなった。まずはGPのCメインよりスタート。まさにドリフト大会
しかし殆ど誰も文句は言わない。
次々と決勝レースが進み。EP Aメインが開始。皆タイヤに悩み、誰もテストを
してい無い為に出たとこ勝負と言うことになった。 私はアンディに大丈夫?と
尋ねたが、答えはやってみないと分からない。 そしてタイヤにトラクションを
塗っていた。たぶんこれは危ないのでは?と思ったがあえて言わなかった。
そんな中、ベン選手がにこにこしながら私にそっと言った。私は雨に良いタイヤを
1セットだけ持っている。以前雨のレースで使用した時には大変良い結果を
得たとの事。それは心強い、この様な路面ではタイヤの選択が大きく勝敗を
分ける。
そして第1ラウンドがスタート。アンディ選手がいきなりスピン、コースアウト。
そんな中、ベン選手は明らかに他の選手と違うグリップで走行を始めた。
コーナーでのグリップ感が全く違う。後続をどんどん引き離して行く。
そして2番手には、やはりHBのステファン選手、彼は通常のタイヤを使用して
いる。しかし他の選手より安定している。アンディ選手はスピンの連続でかなり
苦しんでいる。チャンプ、マーク選手もスピンの連続。やはりタイヤチョイスの明暗
が大きく出てしまった。
結局は終始安定して走行を見せたベン選手が1位、スティファン選手が2位
となった。1ラウンド不本意だったアンディ選手だが他の選手のノウハウを貰い
次のラウンドは良い結果を出してくれるだろう。
今日は何故か、早い時間にレースが終了するためにレースインターバルが大変
短い。その為に私達サポート隊は、最初から有力選手のマーシャルはすべて
スタッフで行い、選手達には整備やドライブに専念出来る様に提案した。
私の経験上大きなレースで大切な事は、選手達をサポート出来る周囲の体制
が一番重要である。食、住、そして現場での様々なサポートは、間接的だが
選手達の士気や成績に大きく影響する。
私達の以前のレース活動では、やはり良いサポートを受けられた時は良い結果
が出せ、不十分な時は良い結果が出なかった。メカニックや物のサポートだけ
でなく、ソフト面のサポートがもっと重要だと言うことを認識している。
今回は私達は、選手、スタッフ共に初対面でのレースの為、お互いの事は良く
分からない。この様な状態ではメカニック等は出来ない。そして見ているだけ
ではコミュニケーションが取れない。そこで私はスタッフ、選手共に助手、及び
代理マーシャルを提案した。こうする事で嫌でも選手とのコミュニケーションを
取らなければならない。何処へ車を置くとか?何時スイッチを入れるのか?
またスタート前に、走行するのか?等...
そして終了後には、レースを見た感想等も伝える、こうする事により選手との
信頼関係も出来てくる。また結果においても、共に喜び、失敗は悲しむ事も
出来る。
そしてコースマーシャルへ今日は3回、しかし1回目はGP Cメインのマーシャル
20分間である。小雨の中大変寒い、2回目はBメイン30分、最後はAメイン
45分間となる。これは大変な仕事だ。
多くの人達が私を心配してくれた。そしてレインコート等もくれた。
そして第2ラウンド、私はアンディ選手の助手をしている。Aメインの助手をして
操縦台の下に立つのは大変久しぶりで少し興奮しながら、健闘を祈る。
そして、しっかりと走って来い! とマシンに話しかける。このラウンドでは、マーク
選手は棄権となった。確かにこの状況でレースをするのは酷かも知れないが、他
の選手はこんな状況でもレースが続行される以上ベストを尽くそうと頑張って
いる。それがプロでは無いのか? と考えた。世界チャンピオンが棄権するの
では多くのファン達も失望してしまうと思う。
第2ラウンドがスタート! いきなりベン選手がフライング、勿論ペナルティ。
ピットストップを命じられた。そしてピットインに失敗しフェンスにヒットして、マシン
が壊れリタイヤ。 ここで水を得た魚の様に快走を始めたのが、アンディ選手。
先程と同じ選手とは思えないほど安定して後続を引き離す。そして1位で
ゴール。 スティファン選手は再度2位を獲得。
これで、最終ラウンドは我がチームの3名の争いの様相を呈した。可能性と
してはロナルド選手だが自力優勝は難しい。上位3名の結果次第となる。
そして皆の注目を浴びて最終ラウンド。ここでも珍しいハプニングが...
スタート合図は、10秒よいりカウントダウン、10...5でカウントストップ。
そしてランダムでスタートビープ音でスタートだが...5秒のカウントが終わり
待機状態の時に、大きな連続花火が、この爆音でスタート合図が聞こえなく
なり。誰もスタートが出来なかった。
そこで、急遽スタッフのフラッグでのスタートとなった。スタート後ロナルド選手が
先行、アンディ選手が追従と言う形で進行、しかしアンディ選手は、2位で
ゴールすれば優勝が確定する、しかしもしそれ以下だと、優勝出来なくなる
可能性がある。そこでここでは無理をせずに2位をキープ。そのままゴールと
なり優勝を獲得した。
そして2位、3位同ポイントで1位のあるベン選手、そして3位にスティファン
選手となり、1、2、3、フィニッシュとなり、予想以上の好結果に一同大変
驚きそして喜んだ。
そしてGPでは、JJ選手がBメインより勝ち上がり、Aメイン出場となったが、
彼も大変良いタイヤを見つけ、他を全く寄せ付けない走行を見せ、下選手
を何周もラップする程の快走を見せ、大差で優勝を決めた。まさにタイヤの
怖さを見せ付けられたレースであった。
しかし、どんな状態であったにせよ正規に行われたレースである以上。結果は
顕著に受け止めなければならないだろう。
開催地元スタッフや役員等は、中国人でしかも13歳のヤングドライバーの
活躍を大変喜び、近い将来には世界選手権を誘致したいとの話があった
そうだ。政府高官はお金は幾らでも出すとの事で、たぶん実現するだろう。
こうして、色々と多くの問題を抱えながら中国では初めての大きな国際大会と
なったが、日を追う毎に色々と勉強をしながら、だんだんとまともなレースに
近づけていった。そして多くの事を学んだと思う。
ここでは多くの悪い事等を記載してきたが、良い所も大変多く見られた。
大きな協会等の組織が無い中、スタッフはメーカーやメディア等からの応援を
得て、結成された為に多くのスタッフは、レースを全く知らない状態だった。
しかし、レース以外のイベント、開会式などは、しっかりと企画され実行された。
又選手やサポーター達の航空券、ホテル等の手配、食事等もきめ細かく
手配された。ただホテルに関しては、たぶん彼らも内容の違いは把握して
居なかったのでは? と思う。
通常ではこの様な細かい事の手配は非常にに難しい事だ。彼らは命じられた
事は忠実に実行するが、全体像が分からない為に的外れな事をする事も
多い。 例えば用意していた、ゼッケンが無くなった為に急遽シートでゼッケンを
作るように命じられたが、何のために使うのか?を知らされていなかった。その為
にシートにボールペンで数字を書いて、塗りつぶしている。しかしボールペン
では薄くて見えない。 私はこれは何のために貼るのか知ってるか? と聞くと
もちろん、知りません? ただ数字を書けと言われたから...
これは車に貼って何番の車か分かる様にするためだよ。 そうですか、これでは
見えませんね? そうマジックで太く書かないとだめだよ!マジックはありません。
OK! どこかで探してきてあげるよ。 という様な事が多々あった。
事前の打ち合わせ等は殆ど無く、その時の状態で動くのが、中国式か?
しかしみんな、一生懸命に仕事をし、のんびりとサボっているようなスタッフは
いないのが日本とは違うかもしれない。彼らが本気でやるようになれば、きっと
良いイベントが出来る様になると思う。
最初は私等は、カードが無い為にガードマンにコースに入れてもらえない事も
あったが、レースが進むにつれ、私の立場や経歴等が徐々に伝えられ、皆が
大変良くしてくれて、最後には一緒に記念写真を撮ったり、サインを求められ
又次回の再会を約束してお別れをした。 再見!
昨日に張り出された、注意書き。
今日のタイムスケジュール。 かなりタイトのスケジュール。
予選終了時のリザルト。
小雨で霧が立ちこめ、コンディションは悪い。ステージは昨日撤去された。
テントとは思えない大変立派なVIPルームだが、15分程利用されただけ。
大きなバナーを切り取り、テントの雨よけにする。この様な作業はお手のもの。
マックのお姉さんも頑張っています。
決勝Aメインの組み合わせ。
そして記念撮影。
今日は決勝の為車検を実施。 しかし選手名をチェックしない為に、
受けなくても分からない。 まあ、練習で良いか?
ゼッケンを作っているが、ボールペンで書いている為に良く見えない。(奥のほう)
レースが開始されたが、最初はまさにドリフト大会?
Aメイン1ラウンドのリサルト。
参加国の国旗が掲揚された。 今日は生憎の天気で観戦者も少ない。
いつのまにか、スーパーカーが展示され、いつのまにか居なくなっていた。
タイヤを加工する選手も、効果あったのかな?
我がHBドライバー ベン選手、スティファン選手、そして、アンディ選手。
EP Aメイン決勝。
第2ラウンド リザルト。
最終リザルト。
そして、表彰式。 多くの商品が用意された。
スティファン ベン選手 そして奥さん。 アンディ選手と私。
GPクラスを制した、JJ選手。大健闘でした。
EPクラス、入賞者。 副賞に、I PAD 、皆が”欲し〜い!”
今回参加した、HBドライバー。
抽選で当たった。スタッフ手伝いの?さん。日本に留学していたそうだ。
やってみては? でもさかんに価格を気にしていたので、売りますか?
香港から手伝いに来た彼女色々お世話になりました。またどこかで会いましょう
かくしてイベントは終了。今晩より夫々帰路に着く。私は、何故かチケットが
火曜日の為に、明日は観光が予定されているようだが、行く人がいるのかな?
もう殆どの人が帰ったようだが...私の仲間もすべて帰ってしまった。
まあ、明日になればわかるだろう。
10月24日(月) 北京市内観光
月曜日は外国人希望者の為に、市内観光が用意されていた。
私のチケットも帰国便は25日の為に、ツアーに参加する事とした、朝食を
すませて9時にロビーに集合。台湾からの参加者とヨーロッパ勢で日本人は
私一人となり総勢15名位とガイド及び今回のイベントのスタッフ2名となった。
私は北京へは3度目だが過去2回はホビーショーの参加で、観光は殆ど無く
以前は北京の銀座と言われている、王府井を少し見た程度である。
今日は昨日までとうって変わって大変良い天気で青空がとても綺麗だ。
私は中国では今まで殆ど青空等は見た事が無いが、今日の空は本当に綺麗
で中国でもこの様な青空が見える事もあるのだと感心した。
今回は、やはり定番の天安門、故宮から観光、私は京都出身の為にお寺
や神社は見慣れているが、故宮のスケールの大きさにはちょっとびっくり。
ガイドが色々と案内をしてくれるが、英語と中国語の為に私には詳細は理解
出来ない。
ここだけで午前中を費やし、バスにて別の所(名前は分からない)へ行き、近く
で中華料理の昼食を頂く。以前は私はあまり中華料理は好きではなかったが
最近は慣れの所為か、大変美味しく感じる事も多い。
そしてもう一箇所を観光して、ツアーお決まりのお買い物所へ...中国名産
品や電化製品、色々なお土産品を売っている、デパートの様な所。ここで約
1時間のお買い物タイム。客の殆どは外国人だ。 私も店内を見て歩き冷や
かし程度に値切り等をしてみる。 店員も殆どが英語を話す。中には日本語
を話す店員もいる。
しかし価格は決して安くない。私も少し欲しいものはあったが、今回はアシス
タントがいない為、上手く交渉が出来ない為に購入はしなかった。
多くの客が自ら得意そうに値切り交渉をして半額位になったと喜んでいるが、
それでもかなり高い買い物をしている様に思う。場所は違うが上手く買えば
さらにそれの半額位で買えると思う。 またガイドに頼んで値切ってもガイドは
元々店と組んでいる為に決して安くは買えない。ガイドは手数料を店から
貰う事も多いとか...。
私は今日は大変長く歩いたので足が疲れた為にコーヒーショップで休憩
しようとしたが、そこに丁度香港から夫婦で参加して来られた方と一緒になり
色々と話をした。そして我々はこれでツアーは終了しホテルへ帰る。香港の
夫婦は、これから王府井へ行くという。一緒に行かないか?と誘われたが、
少し疲れたので、このまま真っ直ぐにホテルに帰る事とした。
そしてバスにてホテルに帰り、台湾勢とはホテルが違う為にここでお別れ、
明日は皆帰国の途に着く。
夜はホテルにて豪華な夕食が用意されている。一応全員には同じものが注文
されているが、特別に変えて貰う事も出来る。ホテルでのレストランで、かなり
高級なものだ。勿論すべて主催者の払いとなり、私達には一切の請求は
無い。
これで今回の全日程はすべて終了し、明日は空港まで送って貰う事となる。
マイクロバスで観光へ...台湾勢とヨーロッパ勢が殆ど。
天安門広場の入り口には綺麗な花が。中国ではいたる所でこの様な綺麗な
花壇を見かける。
故宮の入り口、天安門広場。観光客で一杯。
中には建物が一杯、とても広い。一日では見られない程。次回はゆっくりと
時間を掛けて見物してみたい。
ここで中華料理の昼食。ガイドのお姉さん。流暢な英語を話すが、日本語は
話せない。
次に行った所。名称は聞いたが分からない。入場券売り場。そして面白い
看板、禁止事項だが分からないのもある。
ここにも素晴らしい建造物がある。
お買い物デパート。色々なものが売っているがあまり安くない。殆どが外国人。
10月25日(火) 帰国
朝9時チェックアウトを追え、空港までは荷物が多い為に大型バスにて空港
へ向う。
こうして中国での一週間のレースは無事終了した。終わってみるとあっという
間に終わったと言う感じ。
最初は色々な不手際もあったが、振り返ったてみるとレース以外のサポートは
殆ど完璧だったと思う。私も以前には世界選手権の開催や国際レースの開催
において色々と手配等の手伝いをした事があるが、外国選手達の世話をする
事は本当に大変な事で、これも慣れていないととても出来るものではない。
航空券の手配やホテルの予約、そして送迎、食事。これらの世話をすべて、
各グループ単位でやらなければならない。また途中でのスケジュールの変更等
も多くあるはずだ。しかし恐らく彼らはこの様なマネージメントの専門業者だと
思うが実に上手く手早くそして無駄無くやりのけた。
しかもこれに属するスタッフも非常に少ない。私の見たところでは、最初から
きっちりと予定をたてて行動された様には思えない。勿論ある程度の事は
事前に予定されていたと思うが。いつでもきっちりと予定通りには行かないもの
だが、その場その場で臨機応変に上手く対応するのは見事だと思う。
ホテル等も当初は色々と問題はあったが、交渉すれば要求通りに対応して
くれるのは中国式であったと思う。値切り交渉等と同じで、彼らは最初は
出来るだけ手間を掛けずに済まそうとする。しかしこちらが執拗に迫ると要望に
応じてくれる。彼らの腹は痛ま無いが、たぶん面倒だと思うのでは無いか?
しかし一旦決まってしまうと後は快く手配してくれる。喧嘩をしているようでも、
最後は上手くまとめて、あとくされ等は無い。中国では遠慮をしていては思う
様には事は運ばない。
レース運営に関しては、かなりの問題があったと思う。主催者は過去には殆ど
この様な大きな規模のレースを運営した事が無く。またスタッフも殆どが未経験
者であり、事前の打ち合わせや講習等は無かった様だ。その為に選手への
連絡等も十分では無く、多くの不満や不審を抱く事となった。
しかしレースを通じて色々と問題がある事に気がついた為に、もっと勉強をしな
ければいけないと感じた様だ。いずれにしても今回のイベントは単発ではなく
今後継続して行かなければならない為に、皆もっと勉強して経験を積み
しっかりとした運営が出来る様に努力すると思う。
この一連のイベントには、2015年までに日本円にて15億円の国家予算が
組まれているそうで、今回視察した高官は非常に興味を示し。世界選手権
を誘致するなら、もっと予算を増やせると言う事だそうだ。
そしてこのイベントも毎年開催し、早くも新しいコースを近辺に建設の予定と
言う事だ。中国の事だから世界最大のインドアコースが出来るかも知れない。
いずれにしても、お金持ち?の中国が本格的にRCレース等に乗り出せば、
RC界も色々な面で大きく変化していくのでは無いかと思う。当面は目が離せ
無いのでは。 ともあれ今回は私自身は、個人的にもスタッフまた主催者の
皆さんに大変良くして頂き感謝しています。 また今後もRC界発展の為に
私に出来る事があれば、最大の努力をする事を約束して北京を発った。
ヨーロッパ勢が泊まっていたホテル、大変綺麗な良いホテルだ。
空港までのドライバー。女性なので少しは大人しいかな?と思ったら、
とんでもない。このフルスケールの大型バスをアグレッシブにドライブ。渋滞の中
左右に車線変更しながら、割り込んで行く。 私も大型は運転するが、とても
太刀打ちは出来ない。
北京市も慢性的な渋滞。2、3年後には動かなくなるのでは?
接触事故があった様。空港までの1時間半の間に3件の事故を見た。
北京首都国際空港第3ターミナルへ到着。 ばかでかい空港。
我々が乗るJAL864便、かなり小さい飛行機だが、乗客は少ない。
完